2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

実相寺昭雄、木下順二…

追悼・実相寺昭雄。ということで、『ウルトラマン誕生』(ちくま文庫)を読もうかと捜すが、見当らず。本棚に入れていたはずなのだが。しかし六十九とは、いかにも若い。まだ働きざかりだったというのに。しかも、ちょうど昨日(というか今日の深夜)、『シ…

頂き本と気になる歌のこと

このあいだ『小津安二郎作品集』を下さった方(父の知人)から、今度は戸板康二『午後六時十五分』(三月書房)を頂いた。それも「五十部限定特装本」で、シリアルナンバー・署名・識語入なのである。本当に良いのだろうか。『午後六時十五分』は見たことの…

小林一三の逸話

用事いろいろ。某先生の貸して下さったCDを聴いて楽しむ。 百均で拾った清水雅『小林一三翁に教えられるもの』(梅田書房)をパラパラとやっていたら、その口絵に、小林翁とトニー谷が並んで写っている写真があった。昭和三十一年の楽屋スナップだそうだか…

小津作品集を頂く

仲谷昇の訃報。その存在を意識するようになったのは『青い鳥』以降であったが、初めて観た出演映画は『悪魔が来りて笛を吹く』だったと思う。中平康『砂の上の植物群』は大傑作だとおもうが、人によって評価は分れるだろう。ごく最近再見した『疑惑』にも出…

『日本語の歴史』が…。

某古書肆の棚には、平凡社の『日本語の歴史』(七巻と別巻一巻の全八巻)がずっと置かれてあるのだが(八千円)、まったく売れるけはいがない。 私は第二巻の「文字とのめぐりあい」が特に欲しくて、分売してくれないものだろうか、と思っていたのだが、古書…

トニー谷の『家庭の事情』

この一週間強のできごと。帰阪。演習発表(とは呼べないシロモノ)ふたつ。熱を出して倒れる。寝込む。学会へは行かず(行けず)。購書。読書。 体力および食欲が回復しつつあったころ、「家庭の事情」シリーズ四本を観た。小田基義『家庭の事情 馬ッ鹿じゃ…

帰熊

11.2(木) 晴。午まえ、熊本に着く。関西よりもずっと暑い。 熊日が、白川先生の逝去に対する谷川健一・石牟礼道子両氏のコメントを掲載している。お二方とも熊本出身で、確か『回思九十年』では白川先生と対談をされているはず。 Aにて午食。Y〜S〜Rと…

白川静逝去

Gさん経由で、白川静博士の長逝を知り、ショック… ふたことみことだけでも、研究の話が出来たのは幸せだったのかもしれない。それから、あのあたたかい両手で、握手をしてくださったことも。 白川先生のお名前を初めてみかけたのは、『字通』の予約販売広告…