2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

神の如きアケチ

齋藤希史『漢文脈と近代日本―もう一つのことばの世界』(NHKブックス)を購う。戸板康二『中村雅楽探偵全集1 團十郎切腹事件』(創元推理文庫)が(ついに!)出ていたし(装釘も良い)、鈴木俊幸『江戸の読書熱―自学する読者と書籍流通』(平凡社選書)も…

河崎実の映画

所用で出たついでに、某骨董品コーナーにて、小島政二郎『葛飾北斎』(旺文社文庫)200円、木村毅『ネール―独立と人類愛に生きた生涯―』(旺文社文庫特製版)300円などを拾う。『週刊朝日』もようやく購入。いちばん読みたい記事は、もちろん「徳川夢声『問…

字幕屋のうちあけばなし

京都へ行って来た。「白川靜先生を偲ぶ会」。本邦初公開の写真を沢山見せてもらった。西田龍雄先生が…、石塚晴通先生が…。某政党のK議員が、「萬葉集」を「マンニョーシュー」と発音していたのが印象的だった(まだ四十なのに)。 行きの電車内で、太田直子…

乱歩作品の挿画

id:Akimboさん経由で、つい先ほど知ったこと。 あの「お言葉ですが…」が、「Web草思」で「新・お言葉ですが…」として甦っていた。昨年末から告知がなされていたというが、全然気がつかなかった。 中村嘉人『大衆の心に生きた昭和の画家たち』(PHP新書)は全…

グレート・ミステリーズ

某新刊書店にて、嶋中書店や恒文社(恒文社21)の出版物が、バーゲンブックとして放出されている。 「恒文社」の本では、カレル・チャペックのエッセイ選集(一冊税込750円、原価2100円)を幾つか見かけたが、そのうちの旅行記はちくま文庫(全三巻だそうだ…

ごぼう抜き

「東川端参丁目の備忘録」経由で知ったが、三月に、時枝誠記『国語学原論(上)』(岩波文庫)が出るのだそうだ。国語学関係のもので、私が最初に古書肆で購った本がこれなのである。 「続篇」も文庫で出るのだろうか。 源氏鶏太が新刊で出るということにも…

漢字とつきあう

佐藤優の二審有罪判決、思ったよりも騒がれてないなあ。 現在朝日新聞に連載されている、「漢字とつきあう」を読んで思ったこと。 「衆参両院のホームページには『議員氏名の正確な表記』一覧がある。一般的な旧字・異体字も多いが、違いが分からないものも…