思い出した

曇り。
昨日思い出せないと書いた、坪内氏の『腹立半分日記』への言及
思い出した。坪内祐三『私の体を通り過ぎていった雑誌たち』(新潮社)だ。
私の体を通り過ぎていった雑誌たち

しかも筒井康隆は、当時、同誌(『面白半分』のこと―引用者)に「腹立半分日記」を連載していた。これは愛読した(私は今、『本の雑誌』と『ダカーポ』に日記を連載中で、公開日記でありながら、某月某日ではなく、きちっと日附けを入れているのは、この「腹立半分日記」の影響―そうした方が読者は楽しめるはず―があるのかもしれない)。この「腹立半分日記」には「大いなる助走」(『別冊文藝春秋』)や「不良少年の映画史」(『オール讀物』)に関する記述がしばしば登場し、この二作も私は、愛読した。単行本版も新刊で買った。
坪内祐三『私の体を通り過ぎていった雑誌たち』新潮社,p.173)