がくくわい

◆KyUのKGか、KwUのKGか、あるいはS先生かでちょっと迷ったが、KyUのKGへ。『倉石武四郎講義 本邦における支那學の發達』(汲古書院)購入。二割引で、1600(+税)円。「倉石先生の最終講義」という宣伝を聞いた気がするが、「最終講義」ではない。が、註も充実していておもしろい。帰途Y書店に寄ると、Mさんにばったりお会いした。古書市で買いそびれた宮川寅雄『秋艸道人随聞』(中公文庫)500円、それから暉峻康隆『日本人の笑い』(文春文庫)140円、高田宏『本のある生活』(新潮社)300円。
◆NG二日目の昼休み、勉誠出版の某書を購入。帰途ブックオフで、三浦つとむ弁証法はどういう科学か』(講談社現代新書)、佐治敬三『新洋酒天国』(文春文庫)、文藝春秋編『読ませる話』(文春文庫)、巖谷大四『懐かしき文士たち 大正篇』(文春文庫)、阿奈井文彦アホウドリの仕事大全』(徳間文庫)。各105円。『銀座ショートショート―銀座百点―』(旺文社文庫)。250円。
文藝春秋編『読ませる話』(文春文庫,1981)所収、三浦哲郎「私の中の女性像」に、「その志乃という女の役に予定されていたある人気女優が――この人は自分でも熱心にその役を希望していたんだそうですが、どうやら当然自分が主役なんだと思い込んでいたらしくて、その監督が書いた原作に忠実なシナリオが気に入らなくて、いろいろと注文をつけてきたんだそうです。それで、このシナリオをめぐって、(中略)女優側と監督側が対立しまして、話がこじれて喧嘩別れになってしまったというんです」(pp.32-33)とあるが、これは、あのYSのことだろうか。だとすると、世間に流布している話(「ヌードが嫌だったから」という説)はウソだということになる。