- 作者: 斎賀秀夫,野村雅昭
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1989/04
- メディア: 単行本
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「弁」が「もとは『かんむり』」の義で、「同じ発音の辨(刀で分ける)、辯(ことば)、瓣(はなびら)のかわりに使われるようにな」ったということ(p.159)や、「着は著とおなじ字」だったが「今は別の意味を表すようにな」ったこと(p.330)などは、この辞書で学んだ。
- 作者: 円満字二郎
- 出版社/メーカー: 研究社
- 発売日: 2012/03/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ただ、「不ブ」を「慣用的」な音とする(p.523)一方で、「貪」字では「ドン」を挙げながら「トン(トム)」に触れない(p.470)とか、「諦あきらめる」を「日本語独自の用法」と明記する(p.437)一方で、「更ふける」は(転義であることは述べても)国訓とは明記しない(p.186)とか、若干不統一な部分も見受けられる。ちなみに、「更ふける」が国訓であることは、円満字二郎『漢和辞典に訊け!』(ちくま新書2008)では言及されている(p.49)。
- 作者: 円満字二郎
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/12/01
- メディア: 新書
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