先日おもい立って、森鷗外『伊沢蘭軒(いさわらんけん)』(ちくま文庫1996)をふたたび頭から読み始めた。今回は、副読本として斉藤繁『森鷗外『伊沢蘭軒』を読む』(文藝春秋企画出版部2014)*1を座右に備えて熟読している。山崎一穎(2002)「『伊澤蘭軒…
また中公文庫の話から始める。先月の新刊で、辰野隆『忘れ得ぬ人々と谷崎潤一郎』というのが出ている。中公文庫に辰野の著作が入るのはこれが初めてのことのようだ。弟子・渡辺一夫の著作が二十年以上も前にこの文庫に加わっていることを考えると、少し意外…
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