2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧
晴れて寒し。十一月も今日で終わりか。 ふしぎなもので、「あの人に会わなければ」と思いつづけていると、突然ばったり出くわすことがある。今日も大学の構内で、そういう人にお会いすることが出来たのだった。ふだんは滅多に出会うことがないというのに。小…
晴れ。水曜の演習のレジュメを、ゆるゆると仕上げていく。 中野翠『毎日一人はおもしろい人がいる よりぬき』(講談社+α文庫)を百頁ほど読む。五十代の弘田三枝子(p.38)について書いていたが、「あのこと」はさすがに書いていなかった。ショパン猪狩(p.4…
所用あって出かける。午前、散髪。やや驚くことあり。 中尾書店で、小田実・開高健『世界カタコト辞典』(文春文庫)100円を購う。「阪急古書のまち」は、この十二月で三十周年を迎えるらしく、その記念として「読書メモ」(特製メモ帳)を頂いた。他にも、…
昼から大学。 そんなに金があるわけではないが、松井栄一*1『国語辞典はこうして作る―理想の辞書をめざして―』(港の人)ISBN:4880083461。これは、チェックしていなかった。 初出誌は、『総合教育技術』とか『ザ・文章設計』とかだから、『日国』第二版*2に…
新たなパソコンで、なんとか復活。 だが、購書録(三年分)や、学部時代のレジュメやレポートが全て失われてしまったというのが悲しい。まあ致命的な損失はなかったのだが、昨日は、フロッピー等への上書き保存を忘れていたファイルがたくさんあることに気づ…
ハード自体が破損して、パソコンが起動しなくなった!! 修理に出さねばなるまい。こんなときに、こんな大事なときに・・・。大変だ!!
発表会後、飲み会とカラオケ。ちかれたびー。 私のブログを、意外な先生がお読みになって下さっていることを知り、やや驚く。 帰宅すると、プロコフィエフのプレゼントCDが届いていた。交響曲第一番「古典」が入っている。 ところで、あちこちのブログで読ん…
このあいだ酒の席で、どういう話の流れだったかは忘れたのだが、Aさんに「物売りの声とか、香具師の口上とかにも興味があって…」というような話をした。すると彼女が、「ヤシノコウジョウ?」と怪訝な顔付をしたので、「寅さんの…」と言い掛けると、「ああ…
昨日、今日と急に冷え込んだ。 書籍部で、レヴィナス 熊野純彦訳『全体性と無限(上)』(岩波文庫)を購う。今日は序文だけ読む。 Mさん宅にて鍋料理をいただく。スポーツ大会の打ち上げを兼ねてのもの。 午後十一時ころにMさん宅を出たが、Iさんに、も…
昼から大学。天気が良かったので、ブックオフにも寄る。 鈴木修次『漢字再発見』(PHP二十一世紀図書館)、亀井勝一郎『青春について』(旺文社文庫)、鎌田敏夫『シナリオ里見八犬伝』(角川文庫)、稲垣史生『考証日本史』(河出文庫)、入江相政『侍従…
小林信彦『テレビの黄金時代』(文春文庫)読了。テレビ局とプロダクションの関係や藝人たちの浮沈を、適度な距離をおいて叙述しているので、面白く読めた。 ところで、たとえば父が、「ハイそれまーでーョ」とおどけてみせたり、懐かしそうに「緑の丘の 赤…
江戸末期の九州方言を採集した『筑紫方言』を読んでいたら、「そればってん」ということばが出てきた。「さうじやけれども と云事を そればつてん」とある(「さうじやけれども」がすなわち中央語である)。 同書は、この「そればってん」は「てんどろぼうど…
雨ふる。午後から大学。演習準備など。 新刊書店で、間羊太郎『ミステリ百科事典』(文春文庫)を購う。本編はもちろんだが、初収録の「別巻2 妖怪学入門」に惹かれた。著者の間氏は、SF作家「式貴士」として、また、ポルノ作家「蘭光生」としても活躍した*…
朝、吉田喜重『秋津温泉』(松竹大船,1962)を観た。『エロス+虐殺』(1970)や『告白的女優論』(1971)、『嵐が丘』(1988)よりも、私の好みにあう。主演の岡田茉莉子じしんが企画した作品である。 まず、岡田茉莉子(新子)が巧い! もちろん長門裕之(…
獅子文六『私の食べ歩き』(中公文庫)をようやく入手した。300円。いやー、探した探した。 ついでに、井原西鶴 東明雅校訂『日本永代蔵』(岩波文庫)も。280円。 中公文庫の獅子文六作品についていえば、ほかに『海軍』を面白く読んだことがあり、『食味歳…
ちょっと遊んでみました。 森川龍文堂の活字一覧表とか「これが5万字」ポスター(大修館書店)とかを眺めていたら、紀田順一郎『日本語大博物館』(ちくま学芸文庫)を読みたくなったので再読。 『明朝体活字字形一覧』、そろそろ買っておこうかな。 風間喜…
本田美奈子.が亡くなった。享年三十八とか。驚いた。そんなに重篤だとは思わなかったのだ。 今日は、「阪急古書のまち」のワゴンセールに行った。 中尾松泉堂で、巖谷大四『波の跫音―巖谷小波伝―』*1(新潮選書)200円、倉石武四郎『漢字の運命(改版)』(…
水上瀧太郎『貝殻追放』(岩波文庫)を読み終えて、再読したくなったのが芥川龍之介の諸作品である。この機会に、いくつか読み返しておこうと思い立った。 芥川の作品を読むのは、『侏儒の言葉』を読んで以来のことであるから、約二年ぶり*1か(久世光彦『蕭…
スポーツ大会。天候に恵まれ、無事に終了した。 例によって、チームに何ら益するところがなかった。クーベルタンではないけれど、「参加することに意義がある」と言い訳のひとつでもしてみたくなる。しかし楽しかった。 それにしても、皆さんは凄い。特に、…
朝から天気が良いので、やっぱり知恩寺の古本まつりへ行くことにした。 午過ぎ、会場に着く。山門から入り、萩書房・紫陽書院あたりから見てまわる。 紫陽書院で、淺野信『俗語の考察』(三省堂)600円、読売新聞社会部『東京ことば』(読売新聞社)500円、…
午後から大学。 Kで、井上荒野『ひどい感じ―父・井上光晴』(講談社文庫)を買う。原一男『全身小説家』(1994)は、録画してそのままになっている。『ひどい感じ』を読めば、きっとこの映画も観たくなるんだろうなあ。 それから、Aに寄って、本田一郎『仕立…