自分の蔵書について
■先日、注文していた南陀楼綾繁+積ん読フレンズ『山からお宝―本を積まずにはいられない人のために』(けものみち計画)が届いた。
この本で紹介されている、南陀楼氏も含めた書き手には、いわば横綱級、大関級の蔵書量をほこる人が多い。それに較べると、私などは三役に入れず、せいぜいがとこ平幕力士級の蔵書量ではあるが(いや、まだ入幕していないかもしれない)、そもそも私は友人が少なくて他に遊びも知らないし、それにたいした趣味もないので、自慢ではないが、いやまったく自慢にもならないが、同世代のなかでは本はよく買うほうだとおもう。だから、それなりに置き場所にも困っていて、おおいに共感する記述があったのである。
さて南陀楼氏が、「はじめに」で「雑誌の書斎特集や『本棚』(アスペクト)、『本棚三昧』(青山出版社)など、著名人の書斎・本棚を取り上げるものは多い。しかし、それらはどこかよそ行きの顔に見える。それに対して、「本の山」はいわば普段着で、生活感にあふれている」(p.3)と書かれているように、本棚には、たしかに見栄えのする本を並べてしまうことがあるかもしれない。しかし、そんなことがどうでもよくなる時期が必ずやってくる。
- 作者: 安原顕
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というわけで、ずっと以前このブログ(プロフィル)のために書いた文章にちょっと手を加えて、この機会に公開してみることにしよう(注意:以下蜿蜒と、どうでもいい話にどうでもいい雑談をまじえた下らないお喋りがつづくので――もっとも一部のかたは共感してくださるかもしれませんが――、どうか興味のある方だけお読みになってください。宜しくお願い致します)。 続きを読む