2005-02-16から1日間の記事一覧

あの人は「人物」だ

「人物」の好例が、トーマス・マン 関泰祐・望月市恵訳『魔の山』(岩波文庫,1988)にあります。以下に挙げるものは、主人公ハンス・カストルプが、ピーター・ペーペルコルンの人となりについて述べたくだりです。 ちなみにこのぺーペルコルンは、客観的に…

明日天気になあれ

まずは、吉田戦車さんと川崎ぶらさんの共著『たのもしき日本語』(角川文庫,2001)から。 戦車●(略)「男前」にもいろいろあるからな。 ぶら■その男前だが、元々単語自体には「良い容貌」という意味はないようなのさ。男前が上がる、男前がいいね、などと…

京都議定書がついに発効。 数値目標の不衡平性(日本は2003年比で「14%」削減)。実効による効果。米国の不参加(ブッシュ政権下ではおそらく不参加のまま)。新エネルギー転換の可能性。環境税導入の是非。 解決すべき問題も多々ありますが、日本は議長国…