デバカメの由来

今日は、「のぞき」の代名詞「デバカメ」*1の由来について書きますが、全然まとまっていないので、とりあえず、抜書きしておきます。ほとんどが孫引きです。 「デバカメ」というのは、もともと「池田亀太郎」の綽名でした。彼はのぞきの常習犯で、幸田ゑん子…

「シカト」

「アッコのことなんだ。あいつ学校へ行きたがらねえんだ」 「まだいじめられてんのか?」 「ううん。シカト(無視)されてるんだ」 「シカトか。やり方が陰険だな」 宗田理『春休み少年探偵団』(角川文庫,1988.p.59) …というように、「無視」の意味でつか…

「〜からお預かりします」

今日は、所用あって忙しい一日だったのですが、息ぬきに、フジテレビ系列の「ライオンのごきげんよう」をみました。早見優さんが出演していて、コンビニやスーパーの店員が多用する「××円からお預かりします」という表現のおかしさについて話していました。 …

「白」という字は…

プロフィールにもあるとおり、元・漢字マニアです。趣味が昂じて、漢字検定一級も取得しました。しかし「元」とはいえ、今でも漢字が大好きです。ただ、マニア*1を脱却したというだけのハナシです。そこで、たまには元・漢字マニアらしく(?)、漢字の話題…

明日天気になあれ

まずは、吉田戦車さんと川崎ぶらさんの共著『たのもしき日本語』(角川文庫,2001)から。 戦車●(略)「男前」にもいろいろあるからな。 ぶら■その男前だが、元々単語自体には「良い容貌」という意味はないようなのさ。男前が上がる、男前がいいね、などと…

学者のユーモア

まずは、中村明『日本語案内』(ちくま新書,2000)の「あとがき」から。 序章で、日本語とその奥にいる日本人の姿を遠望したあと、Ⅱ章で発音、Ⅲ章で文字、Ⅳ章で語彙、そしてⅤ章で文法をとりあげた。当初はこのほか、意味、敬語、表現、言語変化を略述し、日…

トランジスター・グラマー

なにか新しいものが、発明されたり輸入されたりして、日常生活に流入したときに、その語が第二義を持ち始めることが往々にしてあります。たとえば、 リボン 1907(明治四十)年ころの流行語。「目立ちたがりや」の意味です。当時、外国製のショールやリボン…