化けもの

大学で何を学ぶか (幻冬舎文庫)
午後から大学。
浅羽通明『大学で何を学ぶか』(幻冬舎文庫)を部分再読。「漢学者だかの家に生まれて諸橋轍次大漢和辞典全十三巻をほとんど暗記している化けもの」(p.92)が早稲田にいるとの噂を学生時代に聞いた、とあった。まあ「ほとんど暗記している」というのは大袈裟であるにもせよ、その「化けもの」って、若しかするとU.N.氏のことではないか(あまり自信がないので、イニシャルで記す)。U氏は早稲田大学を卒業されたし、著者と四、五歳しか違わない(しかも大漢学者U.T.と何らかの血縁関係がある筈なのだ)。
楠精一郎『大政翼賛会に抗した40人―自民党源流の代議士たち』(朝日選書)を購う。前著『昭和の代議士』(文春新書)を面白く読んだからだし、北署吉(北一輝実弟)、安藤正純、鳩山一郎、川崎克*1星島二郎大野伴睦三木武吉など「気になる」政治家を取り上げてくれているので、買わずにはおれなかった。
古書会館、行きたいけれども時間がない。

*1:半世紀以上前に出た『川崎克伝』の編者が江戸川乱歩、というのはよく知られた話である。