久しぶりで京都へ

晴れ。午前中に家を出ました。京都で開かれる学会に参加するためです。
三箇月ぶりの京都行です。
待合わせ場所への到着が早すぎたので、S書店でしばし立読みしておりました。
中公文庫の新刊コーナーに平積みされていた、松本清張『黒い手帖』(中公文庫)を購入。たしか、講談社文庫にも入っていた(現在は絶版)はずです。しかし、講談社文庫版は持っていません。
行きの電車のなかで、藤原正彦 小川洋子『世にも美しい数学入門』(ちくまプリマー新書)を読了。「コールスロー」(id:Akimbo)に書かれているAkimboさんの評を拝読してから「食指が動き」、一気に読んでしまったという次第。たしか一昨日の新聞の広告に、「六万部突破」とありました。
とくに面白く読んだのは、一二六頁からはじまる素数の話。ネピア数(自然対数の底)e,パイ,i の不可思議な関係などについて。
そうそう、岩澤健吉・谷山豊・志村五郎の三先生のエピソード*1には、わたくしも感動しました。
学会は夕方に終りました。懇親会には行かず、等輩や後輩と大阪で飯す。帰宅したのは十時頃でした。

*1:本書八十二頁〜八十四頁、および「コールスロー」をご覧ください。