小林一三伝

晴れ。きのうの雨が嘘のようです。
朝、池田市池田文庫に行きました。「小林一三伝」という企画展を見に行くためです。サッと見て、三十分くらいでパッと帰る積りでしたが、気がつけば一時間半も経っていたのでした*1
鏑木清方与謝野晶子・寛、大谷竹次郎からの書簡(葉書)や、箕面有馬電気軌道開業当日の広告、箕面電車回遊双六、宝塚少女歌劇のポスター、新宿・梅田コマ・スタジアムの小冊子、松下幸之助との新春対談*2などが展示されています。
来年が小林一三翁の五十回忌に当るとかで、それに合せて展示が行われているのだそうです。
午後、大学へ。漢籍を返却すると、一箇月延滞していたので、「ペナルティ」を科されました。六月十日まで借りられなくなってしまいました。さすがに、それでは可哀相だとおもったのか、カウンターの人が「たかが二冊くらいでねぇ…。かなり困るでしょう、大変でしょう」と仰ってくれたので少し救われたのですが、「いえ、自業自得ですから」と言って、そのまま書庫へ返却しに行きました。私の左に立っていた人がこれまた「延滞組」で、「ハイ、かなり長い間延滞されていましたから、七月の末日まで借りられません。ご注意下さい」と言い渡されていたので、泣きつこうという気にはなれなかったのです。
本が借りられないので、書庫でひたすらメモをとる。ドケルバン腱鞘炎になりそうです。
行きの電車のなかで、三戸祐子『定刻発車―日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか?』(新潮文庫)を読了しました。感想をかこうとおもっていたのですが、kanetakuさんの評があまりにも素晴らしいので、書く気が失せました(「鈴なり都市」説には、私も感心しました)。
ところで、私はこれを事故の翌日に購いました。『讀賣新聞』日曜版の「ポケットに一冊」が早くも取上げていますし、テレビでも紹介されました(先週の金曜日*3)。
帰途、O書店をひやかしました。今日は欲しい本がとくに見当りません。

*1:ですから、当初寄る積りだった逸翁美術館へは行かず。ここでは、春季展「信仰のかたち」が開催されています。…いまHPを見て知ったのですが、なんと今日は休館日でした。なあんだ。

*2:DVD。時間の都合で、これが見られなかったのがたいへん悔やまれます。

*3:私は見ていませんが、家人が教えてくれました。