新刊文庫を二冊

今月の文春文庫には、食指の動くものが多い。
古山高麗雄関川夏央河野多惠子、石川忠久、半藤一利…。
よく吟味して、二冊購う。中丸美繪『杉村春子 女優として、女として』と、北原保雄『達人の日本語』。『杉村春子』は、文庫オチを待っていた作品だが、単行本が刊行されてから三年もたたないうちに文庫化されるとは。『達人の日本語』は、一部は『青葉は青いか』『文法的に考える』から抜粋されたものだが、オリジナル編集の文庫になっている。発表が終わったら読もう。