またぞろ古本を買ってしまう

晴れ。今日は、風がやや強い。
用事があったので外出。その帰途、キャンドゥに寄る。
難読語辞典
府川充男監修・執筆『難読即解 国語辞典』(キャンドゥ)、府川充男 小池和夫監修・執筆『必携 漢字字典』(キャンドゥ)を買う。計二百円。
『難読即解 国語辞典』は刊年を記していないが、府川充男編『難読語辞典』(太田出版)を読めば、二年前に出た本であることが分る。さすが府川氏の手になる本で、これは「引く」というよりも、「読む」辞書なのである。書誌学用語(もちろん印刷用語も)が充実しており、妙に詳しい。「かんしゅだい(巻首題)」「きりつけぼん(切附本)」「つのがき(角書)」「しゅうえいたい(秀英体)」などまで載っている(これらは、『難読語辞典』には無い)。ところで、『難読語辞典』でも『難読即解 国語辞典』でも、「もうぎゅう(蒙求)」とあるべきところが「もうぎゅう(孟求)」となっているのはなぜ?
また、キャンドゥの傍に古本が数十冊出ていたので、河盛好蔵エスプリとユーモア』(岩波新書)、平井昌夫『新版・魅力のある会話―話しことばの研究室―』(講談社ミリオン・ブックス)、時枝誠記 遠藤嘉基監修『講座現代語2 現代語の成立』(明治書院)、同『講座現代語5 文章と文体』(明治書院)、朝日新聞社編『原子力の用語』(朝日新聞社)を各二百円で購う。中野栄三『江戸秘語事典』(大文館,函缺)も出ていたが、三千八百円だったので買わず(買えず)。そういえば、『辞典のはなし』(角川書店)も二百円で出ていた*1
さらにアシーネで、『大阪人』六月号を買う。織田作之助特集だ。

*1:私は八百円で入手したというのに…。ぶつぶつ。