雑誌をいただく

曇り。
とある行事の打合せのため、午前中から大学。
某先生(今年退職された)架蔵の雑誌類を頂けることになったので、運搬作業をお手伝いした後、さっそく物色をはじめる。
頂いたのは、『国語学』『國語國文』『日本文学』など専門分野に関するものが殆どであるが、その他にも『月刊百科8-1984 追悼・林達夫』(平凡社)とか、書物についての論攷を収めた『汲古』とか沢山頂いてしまった。
偶々Tさんも来られたので、久しぶりでお話しすることができた。「○○ちゃんも、もう『先輩』になったんやな」と云われ、こそばゆい思いをする。
向井敏『傑作の条件』(文春文庫)を読む。「『自然保護』という感傷」は、現在「持ち歩き本」にしている佐藤卓己『メディア社会―現代を読み解く視点』(岩波新書)「はじめに」の如く、「自然保護」の欺瞞を衝いており小気味良い(岩波ジュニア新書の今森光彦里山を歩こう』を眺めてから、佐藤氏の『メディア社会』を読むと、なんだか複雑な気持ちになる)。
夜、山本夏彦『私の岩波物語』(文春文庫)再読。この間買った小林勇『惜礫荘主人』(岩波書店)には、ざっと目を通しただけであるが、ゆっくり読む必要があるなと思った。