三本目の地帯シリーズ

『黒線地帯（くろせんちたい）』（1960，新東宝）

監督：石井輝男、製作：大蔵貢、脚本：石井輝男、宮川一郎、撮影：吉田重業、主な配役：天知茂（町田広二）、細川俊夫（鳥井五郎）、三原葉子（麻耶）、三ツ矢歌子（美沙子）、大友純（橘祐吉）、吉田昌代（黒木蘭子）、魚住純子（佐野兼子）、守山竜次（泰造）、鳴門洋二（サブ）、宗方祐二（ジョー）浅見比呂志（ゲイボーイ加代子）、瀬戸麗子（大沼麗子）。
これで、ラインシリーズは三本。のこるはあと二本です（録画したのですが、どこへ行ったのやら）。『白線秘密地帯』や『黄線地帯（イエローライン）』よりもおもしろく観ました。その『黄線地帯』でニヒルな悪役だった天知茂が、本作では二枚目新聞記者。どこかでみたとおもっていたサブは、『黄線地帯』の「パイラーの政」です。
ラストは予想をこえるほどのものではありませんが、相変らずスピード感のある展開には引きこまれてしまいます。宗方や大友の「怪演」にも注目。