永田哲朗編『日本映画人 改名・別称事典』(国書刊行会)
縄田一男氏が、『日本経済新聞』や『週刊朝日』など、色々なところで紹介されていた本で、ずっと気になっていました。しかしなぜか、新聞の広告(縄田氏の書評ではなく)では、刊行後も『日本映画人 改名・変名事典』という假題のままになっていました。これを今日、ようやく手に入れることができました。
すごい本です。ものすごく大変な編纂作業であったと察しられます。そのおかげで、パラパラ見ているだけでも色んなことが分ります。たとえば、大辻司郎*1は一時期「大辻伺郎」と表記していた、ということ。私は、「大辻伺郎」は子供のほうの名とばかりおもっていました(しかしその子も、「二代目大辻司郎」を名乗っていた時期があるというから、話がややこしい)。