毎度のことながら、ホットペッパーのＣＭが面白い。
「まだ伴奏」篇。おもわず吹き出してしまいました。これらの映像は、ＣＭ用として撮影されたオリジナル作品である、というふうなことをどこかで聞いたのですが、（大槻教授が出ているものを除けば）映画のワンシーンを借用していることは明らかです。けれども、「出典」が分らない。「スゴイやん」篇が、アーサー・ペン『俺たちに明日はない』（1967）*1のシークェンスを借用していることは分ったのですが（クライドがボニーに「君はテキサス一の女だ」などと言って説得するシーン）、その他が全然分らないのです。
今回の「まだ伴奏」篇は、あるいはミロス・フォアマン『アマデウス』（1984）を元にしているのではないか―、と思います。十一年前に観たものなので、記憶にはほとんど残っていないのですが、楽譜を持って怒りに打ち震えているほうがアントニオ・サリエリ＝マーリー・エイブラハム（のつもり）で、ピアノを演奏しているほうがモーツァルト＝トム・ハリス（のつもり）なのでしょう、多分。
*1:蓮實翁が「下品だ」と一蹴したニューシネマ。私は嫌いではありません。
