去年の古本まつりの話

ジュンク堂書店日記とか書物蔵(しょもつぐら):「図書館現象」なんでも!とかで言及されている「下鴨納涼古本まつり」。去年、私は八月十一日(初日)に行きました。今年も余裕があれば、京都駅前から市バスに乗って「糺の森」へ、というルートで行く積りです。ちなみに、去年は以下のような本を買っています。残念ながら、店名はメモしていないので、覚えていません。
・饒宗頤『符號・初文與字母―漢字樹』(商務印書館)1200円
タカクラ・テル『ミソ・クソ その他』(美知書林)500円
丸谷才一『輝く日の宮』(講談社)150円(二冊300円)
・神鳥洞春亭編『新版 福引一千題』(東栄堂実用新書)150円(二冊300円)
・加藤伴之編『日本無雙玉篇』(田中太右衛門)300円
・後藤光憲編『活版鮮明廣益新撰玉編 全』(鍾美堂)250円(二冊500円)
・三國幽眠『詩礎階梯(全四册)』(杉本甚助ほか)250円(二冊500円)
大阪朝日新聞東亞部編『支那語早わかり』(朝日新聞社)100円
・淵田忠良編『常識大學』(大日本雄辯會講談社キング文庫)
・小里洋『最新 とらんぷ』(虹有社)
宇井無愁『きつね馬』(アルスユーモア文学選書)以上、三冊で500円
幸田文『流れる』(新潮社)100円
・庄司淺水『世界の古本屋』(弘文堂アテネ文庫)100円
・『言語生活302 1976.11』(筑摩書房)100円
このブログで取上げたものも幾つかあります。
また、『日本国語大辞典(初版)』が一冊二百円で、『大言海』が一冊百円で売られていました。大学生とおぼしき男性二人づれが、「『日国』初版が二百円やって、おい」「でも、この巻だけ持ってても仕方ないしなあ」などと話していました。
この日、Fで井上真琴『図書館に訊け!』(ちくま新書)も購入しており、行きの電車で読み終えてしまったので、家から持ってきた高峰秀子『おいしい人間』(文春文庫)と円地文子『食卓のない家』(新潮文庫)を読んでいました。帰途は、タカクラ・テルの本を読むのがちょっと恥ずかしかったので、『流れる』を読んでいました。