手短に

大学へ。今年はこれで最後。
千里眼事件―科学とオカルトの明治日本 (平凡社新書)

学者の欲望。それはなにも、世界的な評価を受けたいとか、歴史に名前を刻みたいとか、自分の発見・発明によって利益を受けたいといったものとは限らない。それ以上に、自分が望んだような実験結果を得たい、自分の仮説を証明する真実に出会いたいという願望こそが、学者に冷静な判断を失わせることになりがちであることを、われわれは知らなければならない。(長山靖生千里眼事件』平凡社新書,p.49)

最近、もっともドキリとさせられた一節。