入学式

小雨ふる。
入学式のため、朝早く家を出る。今日のお供本は、森銑三瓢箪から駒―近世人物百話』(彌生書房)。無名の人物が多いから、まるで hors d'oeuvre のような作品群で、どこから読んでも楽しめるし、どの小品にも清新なたたずまいがある。
オリエンテーションを終えた後、新歓コンパ。相変わらず、スピーチのネタが思いつかない。とにかく顔を覚えてくれさえすればそれでいい、という考えなので、どうでもいい話でお茶を濁す。二次会は、「××先生を囲む(飲み)会」「飲み直し組」「喫茶店組」などに分裂してかなり迷ったが、「飲み直し組」へ。
帰途、獅子文六『ちんちん電車』(河出文庫)を購う。