天神さん

昨日は、午後からちょうど用事もあったので、午前中「天神さん」に寄って来た。
そう長くいられなかったし、また日曜にも行く積もりなので(Kの店番が知り合いの人だから)、「百均コーナー」を軽く流して十冊、それから一冊だけ。百均コーナーは、すでにあの方やこの方が覗かれた後だし、もう目ぼしいものはないだろうと思っていたが、軽く流しただけでも、それなりのものが拾えた(ような気がする)。
木村晟 西崎亨編輯『近思学報第二 異本快言抄』(洛文社)、『国文学者名鑑』(學燈社)、『古典文法(新修版) 指導要領』(明治書院)、鬼頭礼蔵『日本語をやさしくしよう』(くろしお出版)、土岐善麿『滿目抄』(人文書院)裸本、後藤末雄支那四千年史(戰時體制版)』(第一書房)、蘇峰徳富猪一郎『國民小訓』(民友社)、岡潔『春の草―私の生い立ち』(日本経済新聞社)、小竹文夫『上海三十年』(アテネ文庫)、三國一朗『肩書きのない名刺』(中公文庫)。それからKで、斎藤真一『瞽女物語―斎藤真一の世界』(講談社文庫)300円。三國本はダブりだが、百円なら無論買う。個人的には、新品同様の『異本快言抄』を入手できたことが、もっとも嬉しかった。天理図書館蔵の節用集残簡を翻刻したものだとか。
瞽女物語』も、見たことがなかった(斎藤真一の本は、『吉原炎上』しか持ってなかった)。
梅田に戻る前に、天牛で、松竹出版部編 城戸四郎監修『映画への道』380円。
帰途某書店にて、『[復刻版]銀座 並木座ウィークリー』(三交社)を見る。これは凄い本。欲しいけれど金が無い。ここに、資料提供者による内容紹介有り。