語源海の記事

晴れのち曇り。
少しだけ、雨が降りました。
昼過ぎに家を出る。途中でK書店に寄って、ムダの会発行『いける本・いけない本』(02)を頂く。「いける本」と「いけない本」のどちらにも登場する本があって、それが面白い。評者の基準がばらばらなのも、「ムダの会」らしくて良いんじゃないかとおもいます。
電車のなかで、松本清張『聞かなかった場所』(角川文庫)読了。
一時頃、大学に着く。
今日は、ほとんどの時間を書庫のなか(の椅子の上)で過ごす*1。外がだんだんと暗くなってくるのが判ります。椅子から立上がると、背中が痛い。探していた一茶の「方言雑集」(『一茶全集 第七巻』信濃毎日新聞社,昭和五十二年所収)も見つけたので、これも借りてきました。「借りてきた」というのは正確ではないので*2、Fさんの手を煩わせることになってしまいました。
夕方に大学を出て、O書店に立寄る。川口松太郎『鶴八鶴次郎・明治一代女』(新潮文庫,1962)を拾う。成瀬巳喜男の『鶴八鶴次郎』(1938)は録画済ですが*3、まだ観ていません。読むのが先か、観るのが先か。
そのままアルバイトに行ったので、帰宅すると十時をまわっていました。
讀賣新聞(夕刊)』を開くと、「文化」欄に杉本つとむ先生が。「『語源海』発刊によせて」の記事。いつぞやの『週刊読書人』でも取上げられていた『語源海』。
今日の記事は、「ラ抜き言葉」にも少しふれています。「日本語は昔からラ行音を好まぬ傾向がある」から、「自然な現象」とあるのですが……。ほかに、「地震」を「じしん」と書くのは変だ、「果物」と「けだもの」は同じ構造をもった語だ、ということなど。

*1:べつに寝ていたわけではありません。

*2:私はいま、借りられない身ですので(笑)。笑いごとではない。

*3:どうやら、リメイクもあるらしい。