2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

JET版金田一

晴れ。 大学へは行かず。夜、アルバイト。 帰途、コンビニエンスストアで、横溝正史原作・JET画『金田一耕助 犬神家の一族・八つ墓村』(角川書店)を見つけたので、ついつい買ってしまう。このまえ大型書店で探していたのだけれど、なぜかありませんでし…

学会

晴れ。 学会の日。 目覚めると、なんと九時半。午前の部はあきらめて、午後の部から出席することに。 今日の「お供本」は、ウワサの坪内祐三『古本的』(毎日新聞社)。初出誌の『毎日グラフ・アミューズ』や、『GIALLO』は、まったく読んだことがあり…

疲れた

晴れ。 今日は発表の日。朝から大学へ。 「お供本」は、橋本忍『幻の湖』(集英社文庫)。ブックオフで拾ったものです。映画は、おととしの夏に日本映画専門チャンネルでかかっていたので見ました。リストの『前奏曲』が全篇にわたって流れるのが印象的です…

思い出の…

晴れ。暖。 学会の日。 午前中に家を出ましたが、出るのが早すぎたのでKにはいる。出たばかりの藤堂明保・加納喜光編『学研新漢和大字典』(学習研究社)を手にとってみる。ズシリと重い。値段も、旧版の二倍(!)になっています*1。 二十七年ぶりの大改訂…

稲生物怪録ブーム?

晴れ。 講義は昼まで。いつもながら、興味が尽きない内容。 レジュメ作成(切貼り)にとりかかるため、今日は午後三時半ころに大学を出ました。本を一冊、借りて帰る。 夜までずっと、レイアウトを考えたり、どこを引用するかで悩んだりしていました。 そう…

借りた本

晴れ。 本をたくさん借りてきて、コピーをたくさんとる。 『叢書集成初編』を三巻、『景印文淵閣四庫全書』を一巻、『四庫全書存目叢書』を一巻、周祖謨『廣韻校本』『問學集』、行均『龍龕手鏡』、東洋学の論文集二冊。 きのうから今日にかけて借りた本です…

零円札

晴れ時々曇り。 昼過ぎに大学へ。 午後の講義では、某先生の余談に、赤瀬川原平さんのいわゆる「千円札裁判」の話*1が出てきました。その先生は、「零円札」*2を京都の本屋(いまは潰れてしまった、とおっしゃっていた)で購入されたそうです(三百円だった…

ささやかな収穫

きのうのシンポジウムについては、まだまだ書き足りないのですが、また機会があればかこう、とおもっています。今日は、きのうの「収穫」についてメモしておくことにします。 Qさんと会場を出たのが午後五時過ぎ。京都の地下街で早めの夕食をとり、七時まえ…

京都のシンポジウム

いま、ひと仕事おえたところ。おや、もう三時半か。 急に入ってきた仕事が、こんなにつらいものだったとは。 かなり疲れてはいるのですが、一日休んでいるので*1、今日のできごとを簡単に書いておくことにします。 今日は、生憎の雨。 京都へ行ってきました…

圭祐にあらず

尾崎雄二郎『漢字の年輪』(角川書店)に、「佳子の場合」という文章が収めてある。 「佳」は漢音カイ、呉音ケで、そのケが長く引張られたために、「佳子」が「ケイコ」と読まれてしまう可能性は否定できないのだが、尾崎氏はこれを呉音由来のものではなく、…

愚痴ばかり

晴れ。 朝から大学へ。電車のなかで、獅子文六『食味歳時記』(文春文庫)読了。 授業は午前中で終りましたが、午後は研究室で輪読会の準備。『四部叢刊正編』を調べているところですが、該当箇所が見当らず、困ってしまう。『北山抄』や王念孫の『古韻譜』…

「新訳」の魅惑

やや唐突かもしれませんが、私は、「寝床(又はトイレ)で読む本」「居間で読む本」「研究室で読む本」「電車のなかで読む本」をわりと厳密に分けています*1。もちろん「研究室で読む本」はぜんぶ専門書(または演習でつかう本)で、「寝床で読む本」には短…

こがね丸

このまえ、書肆「R」へ行くと、蔵書印附の「名著複刻 日本児童文学館」(ほるぷ出版)を一冊六百円で売っていました。このシリーズの本は、中身はもちろんのこと、当時の造本まで再現しています。 佐藤春夫『蝗の大旅行』、新美南吉『おぢいさんのランプ』…

『不連続殺人事件』の思い出

曇りときどき雨。 終日読書。積読本を処理したり、頂いた抜刷り論文を読んだり。 尾辻克彦の「肌ざわり」は、きょう初めて読みました。 先ほど、晩鮭亭日常を拝読していたら、角川文庫版『不連続殺人事件』と『ドグラ・マグラ』のカバーの話が出てきました。…

アッパッパ

過日の新歓コンパの一次会で、ふとしたことから「アッパッパ」の話が出てきました。 Oさんが私に、「『アッパッパ』って知ってる?」と訊いてきたので、「はい。女性の夏服ですね」とお答えしました。「もちろんその言葉を使ったことはありませんが」、と付…

セパ交流戦

晴れ。 朝から読書会。午前中に終る。 午後から、演習発表。毎度のことですが緊張で頭のなかが真っ白。 何を喋っているのか、自分でもよく分らなくなります。 もうすこし考えてから担当箇所を決めれば良かったと、ちょっと反省。アプローチの仕方にも問題が…

島田荘司の本

雨。肌寒い一日。 昨日は、頼まれた仕事にかかりっきりだったので、更新ができませんでした。けれども、全くはかが行かず、その上かなり疲れました。奥里將建『四國の方言』(三省堂)など読了。 今日は、朝から大学へ。電車のなかで、島田荘司『夏、19歳…

ドロンします

晴れ。 午前中に大学へ。途中で、先輩のTさんに声をかけられました。 Tさんは、積極的に話し掛けて下さる方なので、気まずい「間」がありません。異性と話すのが(未だに)苦手な私にとっては、たいへん有難い。 午後の授業の後に、先輩の発表。午後六時半…

語源海の記事

晴れのち曇り。 少しだけ、雨が降りました。 昼過ぎに家を出る。途中でK書店に寄って、ムダの会発行『いける本・いけない本』(02)を頂く。「いける本」と「いけない本」のどちらにも登場する本があって、それが面白い。評者の基準がばらばらなのも、「ム…

カフェーの話を少々

晴れのち曇り。 急用ができたので、午前中に千里中央へ。「北海屋」でちゃんぽんを食す。美味。 用事を済ませたついでに、田村書店に立寄る。尾辻克彦『肌ざわり』(河出文庫)*1を購う。解説は、坪内祐三さん。この解説から読んでいます。刹那の「一九七九…

ワゴンセール

晴れ。夜から冷たい風が吹く。 昼前に梅田へ。「梅八」で腹ごしらえをしてから、古書のまちのワゴンセールに行ってきました。 以下の十三冊を購入しました。ほとんどが一冊二百円。三百円のものもあります。 橋本進吉『國語音韻の研究』(岩波書店,1950) …

六月の文庫

きょうは朝から大学へ。 午後から、篠つく雨。小降りになってきてから帰宅しました。 体調はまあまあ。昨日の体調不良は、どうやら「食あたり」によるもののようです。 気にかけて下さった方々、どうも有難うございます。元気です。 帰宅すると、「BOOK CLIP…

手短に…

晴れ。 スポーツ大会の日。 大会後に、一次会、二次会とあったので、帰宅したのはつい先ほど。 電車のなかで読了したのが、加賀野井秀一『20世紀言語学入門』(講談社現代新書)。構造言語学、特にフランツ・ボアズについて書かれたあたりで(二年間!)止…

梅田へ

晴れ。かなり暑い。 河出文庫のカバーが変わるのだそうですね。ぜんぜん知りませんでした。ところで、(右から五冊目の)ロード・オーシュ卿の『眼球譚〔初稿〕』が、実際のものよりもかなりぶ厚いように見えるのですが、気のせい? 昼過ぎに、所用あって梅…

茶目子の一日

晴れ。今日はどこへも行かず。演習準備と、そして読書(主に論文)の一日でした。 そういえば朝、西倉喜代治作『茶目子の一日』(1931,協力映画製作社)を観ました。これは、昭和四年の平井英子版をアニメーション化したものです。この歌や映画については、…

小林一三伝

晴れ。きのうの雨が嘘のようです。 朝、池田市の池田文庫に行きました。「小林一三伝」という企画展を見に行くためです。サッと見て、三十分くらいでパッと帰る積りでしたが、気がつけば一時間半も経っていたのでした*1。 鏑木清方や与謝野晶子・寛、大谷竹…